ぶどうの歴史 | ぶどうの豆知識 | ぶどうの効用 | 質問箱 | |
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以前から、ぶどうにはポリフェノールが多く含まれていて健康に良いことは知られていましたが、どうしてポリフェノールが身体にいいのか、また他の成分による効能は無いのか?しやいや、ぶどうのパワーって本当はすごいのです。
生のまま食べるのが一番ですが、料理やお菓子作りにと、また家庭ではワイン作りは法に触れて無理ですが、ジュースにするなど、など幅広く活用できます。 |
ポリフェノールの働き |
ポリフェノールとは光合成によってつくられる色素や苦味成分で、約300種類程発見されています。これらポリフェノールにはすべて、身体に弊害を起こす活性酸素を除去する抗酸化作用があります。ポリフェノールは化学構造OH(水素基)が2つ分子についています。このOHがオールラウンドで強い抗酸化作用があるのです。OH以外の残りの部分がそれぞれ固有の働きもするのです。
ぶどうに含まれるポリフェノールの種類は他の果物と比較して非常に多く、そのためポリフェノールと言えばぶどうのイメージになるのです。かつてポリフェノールは健康に良いということで赤ワインブームが起きましたが、その後の研究で果肉、果皮、種子にも多くのポリフェノールが発見されました。 |
成人病予防に |
血液の流れが滞る原因となる活性酸素。これが生活習慣病や慢性疾患を誘発します。
ぶどうに多く含まれるポリフェノール(カテキン、タンニン、アントシアニン、リスベラトールetc)の抗酸化作用で動脈硬化予防や発ガン制御効果。またビタミンCの機能を高め毛細血管を丈夫にし、出血を防いだり血圧を下げたりする効果があります。
また、身体の変調でおきる更年期障害にも、効果があるそうです。 |
視力向上に |
ポリフェノールの一種、アントシアニンの働きで視力を向上させる効果をもっています。
かつて、ブルーベリー目に効くということで話題になりましたが、この目に効く成分がアントシアニンなのです。アントシアニンを多く含むくだものはぶどうやブルーベリーなのです。 |
疲労回復に |
ぶどうと言えばブドウ糖、以前は病気回復の特効薬として、病院でお世話になった人も多いのではないでしょうか?ぶどうの糖分はこのブドウ糖と果糖です。これらの糖は吸収効率が高く、即効性のあるため、体内ですぐにエネルギーになるので、エネルギー補給や疲労回復にはもってこいです。
また、リンゴ酸の働きによって疲労の原因物質である乳酸を減らす働きもあります。 |
口臭予防に |
殺菌作用のあるポリフェノールの一種である、カテキンによって口臭予防効果が期待されます。緑茶に含まれていることから話題になりましたが、ぶどうにも含まれています。 |
美容と健康に |
ぶどうに含まれるアミノ酸であるプロリン。コラーゲンの主要要素で骨や腱、靭帯の生成に必要であり、シミや肌荒れを防ぎ健康な肌を保つ働きがあります。
また、アミノ酸のアルギニンによって脂肪を分解するリパーゼという物質を活性化させる働きがあります、同時に免疫力を高めたり、脂肪燃焼効果や筋肉強化の効果があります。 |
整腸効果に |
ぶどうに含まれるリンゴ酸や酒石酸などの有機酸を摂取することで、腸内の悪玉菌の増殖を抑制し、ビフィズス菌などの善玉菌を増やします。これによって、腸内菌のバランスを保ち便秘や下痢を抑え腸内を健康に保ち大腸ガンなどのさまざまな病気を予防します。 |
アレルギー改善に |
アレルギーとは、体内に侵入した花粉やカビなどの異物に対して起こる過剰免疫反応です。炎症物質(ヒスタミン、ロイコトリエンetc)が異物を追い出そうとして、くしゃみや鼻水を発生させるのです。ぶどうにはポリフェノールの一種のリスベラトロールがあり、炎症物質が過剰に働かないように調節します。そのためアレルギー症状が緩和されます。 |
その他効能 |
東洋医学でも、昔からぶどうが活用されていました。根やツルの部分にも効果があり、筋肉や骨が痛む、体がだるくて痛いなどの症状を治し、嘔吐や痛みを止める効果があるそうです。また葉の部分は煎じて服用することで、むくみや結膜炎に効き、外用すれば、はれものにも効果があると言われています。 |
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